2007年09月16日
どんぐり倶楽部
どんぐり倶楽部という、算数の文章題の家庭学習教材をご存知でしょうか?
私は、先日、偶然近所の本屋で出合った本「12歳までに「絶対学力」を育てる学習法―すべての教科に役立つ万能の思考力を伸ばす
」を読んで、初めて知りました。
このところ、教育関連の本をいろいろ読んだ中で、先日の子育ての本のエントリーで書いた、「親業―子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」が、親子関係を築く上で重要なことに気づかされた、一番影響を受けた本だったのは変わりませんが、その次に強い影響を受け、子供の勉強や発達について、やっと「これだ!」と思えたのは、この「12歳までに「絶対学力」を育てる学習法―すべての教科に役立つ万能の思考力を伸ばす
」です。
こういっては何ですが、実は、その昔、私は、あまり勉強もしないのに、とっても学校の勉強ができる子供でありました。
中学時代、定期テストの五教科合計で486点なんて記録を出したこともあるし、塾の募集広告で「○○高校○名」と必ず一番に名前の出る進学校の難関コースの方に、塾に行かずに(正確には、中三の冬期講習2週間だけは行った)、あっさり合格したため、周囲から「嘘でしょ?」「まさか?」と言われまくったこともあります(未だに傷です…そんなに意外だったの?!)。
勉強が楽しくて好きではありましたが、私の母の教育方針は非常に変わっていて、家で勉強をすると非常に嫌な顔をし、笛の練習はもちろん学科の宿題すらも「そんなものは学校の休み時間にでもやってきて、家では手伝いをしなさい」という感じでしたし(担任の先生が、せめて宿題だけは…と、とりなしてくれた)、その上、私は、学校から出されるほとんどの宿題が非常に嫌いで、計算ドリルは電卓でやって辻褄あわせをしていたし、漢字の書き取りも「書いたら覚えるなんて嘘だ」と完全に馬鹿にしており(頭の中で再現できたらOKなのに時間の無駄だと…)、仕方なく一画ごとに流れ作業的にやって誤魔化していたので、自分が「なぜ」学校のお勉強が得意だったのか、ということが、よくわからず、ずっと不思議だったのですが、この本を読んで、やっとわかりました。
母の教育方針と、私のずぼらな性格が、非常に役に立っていたんだと。
計算ドリル嫌いだった私でも、数学は好きでしたし、文章題や証明なんかは、娯楽としてやってしまうくらいですが、やっぱり計算が遅く(未だに10の補数も完全ではなく、手を使って計算することもあるので、高校の数学くらいになると、テストの時間内に全問終わらない…)、この点だけは、怪獣くんの時には、何か手を打っておきたいなと思って、いろいろ考えてはいたのですが、流行の百ます計算は、どうかんがえても昔の私はやらなかっただろうし、算盤や公文は、独自リサーチと直感で是非を判断する私の母がやけに嫌っていたな〜という点がひっかかっていました。
でも、その理論的理由がわからないので迷っていたのですが、この本のおかげで、とってもすっきりしました。
子供の教育を考える方にとっては、必読、といえる本でしょう。
どんぐり倶楽部のホームページにも、一応の説明があるのですが、メモ書きのような感じで非常に読みにくいので、本の方がずっと理論的でよくわかります。
「できても、やらせてはいけないことがある」というのは、シュタイナーも似たようなところがありますが、非常に重いことです。そのために不足してしまう「経験」は、取り返しようがないないからです。
掛け算を早く教えてしまうと、足し算を駆使して答えを出す経験が不足し、それが土台を揺るがしかねない、という例は、非常に納得がいきました。
また、この本は、百ます計算を完全否定する、ある意味、今時では珍しい本ですから、何事にも裏表があると考える方は、ぜひ読んでみるといいと思います。
早期教育や先行学習も否定していますので、それらを考えていたり、取り組んでいる方も、読むべきでしょう。
思考の臨界期、という考え方も、斬新でとても納得がいくのでは。
おすすめです!!!
なお、「塾に行かなきゃいけないのかなぁ?」という迷いが少しでもある方は、あわせて「できるだけ塾に通わずに、受験に勝つ方法
」も読んでみると、面白いかと思います。
私は、先日、偶然近所の本屋で出合った本「12歳までに「絶対学力」を育てる学習法―すべての教科に役立つ万能の思考力を伸ばす
このところ、教育関連の本をいろいろ読んだ中で、先日の子育ての本のエントリーで書いた、「親業―子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」が、親子関係を築く上で重要なことに気づかされた、一番影響を受けた本だったのは変わりませんが、その次に強い影響を受け、子供の勉強や発達について、やっと「これだ!」と思えたのは、この「12歳までに「絶対学力」を育てる学習法―すべての教科に役立つ万能の思考力を伸ばす
こういっては何ですが、実は、その昔、私は、あまり勉強もしないのに、とっても学校の勉強ができる子供でありました。
中学時代、定期テストの五教科合計で486点なんて記録を出したこともあるし、塾の募集広告で「○○高校○名」と必ず一番に名前の出る進学校の難関コースの方に、塾に行かずに(正確には、中三の冬期講習2週間だけは行った)、あっさり合格したため、周囲から「嘘でしょ?」「まさか?」と言われまくったこともあります(未だに傷です…そんなに意外だったの?!)。
勉強が楽しくて好きではありましたが、私の母の教育方針は非常に変わっていて、家で勉強をすると非常に嫌な顔をし、笛の練習はもちろん学科の宿題すらも「そんなものは学校の休み時間にでもやってきて、家では手伝いをしなさい」という感じでしたし(担任の先生が、せめて宿題だけは…と、とりなしてくれた)、その上、私は、学校から出されるほとんどの宿題が非常に嫌いで、計算ドリルは電卓でやって辻褄あわせをしていたし、漢字の書き取りも「書いたら覚えるなんて嘘だ」と完全に馬鹿にしており(頭の中で再現できたらOKなのに時間の無駄だと…)、仕方なく一画ごとに流れ作業的にやって誤魔化していたので、自分が「なぜ」学校のお勉強が得意だったのか、ということが、よくわからず、ずっと不思議だったのですが、この本を読んで、やっとわかりました。
母の教育方針と、私のずぼらな性格が、非常に役に立っていたんだと。
計算ドリル嫌いだった私でも、数学は好きでしたし、文章題や証明なんかは、娯楽としてやってしまうくらいですが、やっぱり計算が遅く(未だに10の補数も完全ではなく、手を使って計算することもあるので、高校の数学くらいになると、テストの時間内に全問終わらない…)、この点だけは、怪獣くんの時には、何か手を打っておきたいなと思って、いろいろ考えてはいたのですが、流行の百ます計算は、どうかんがえても昔の私はやらなかっただろうし、算盤や公文は、独自リサーチと直感で是非を判断する私の母がやけに嫌っていたな〜という点がひっかかっていました。
でも、その理論的理由がわからないので迷っていたのですが、この本のおかげで、とってもすっきりしました。
子供の教育を考える方にとっては、必読、といえる本でしょう。
どんぐり倶楽部のホームページにも、一応の説明があるのですが、メモ書きのような感じで非常に読みにくいので、本の方がずっと理論的でよくわかります。
「できても、やらせてはいけないことがある」というのは、シュタイナーも似たようなところがありますが、非常に重いことです。そのために不足してしまう「経験」は、取り返しようがないないからです。
掛け算を早く教えてしまうと、足し算を駆使して答えを出す経験が不足し、それが土台を揺るがしかねない、という例は、非常に納得がいきました。
また、この本は、百ます計算を完全否定する、ある意味、今時では珍しい本ですから、何事にも裏表があると考える方は、ぜひ読んでみるといいと思います。
早期教育や先行学習も否定していますので、それらを考えていたり、取り組んでいる方も、読むべきでしょう。
思考の臨界期、という考え方も、斬新でとても納得がいくのでは。
おすすめです!!!
なお、「塾に行かなきゃいけないのかなぁ?」という迷いが少しでもある方は、あわせて「できるだけ塾に通わずに、受験に勝つ方法
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1. なにごとも、さじ加減は難しい [ ハイブリッド・ツーキニスト日記 ] 2007年09月25日 22:43
私は植物を育てるということが得意ではありません。初心者ゆえの知識不足のせいだろうと、次から次へと園芸書を買いあさって読んでみたものの、やっぱりうまくいかない……。
しかし、『ものぐさガーデニングのススメ』という本によれば、そうした失敗の原因は、植物を毎....
この記事へのコメント
1. Posted by
koeda@札幌
2007年09月24日 00:50
こちらのエントリに刺激されて『12歳までに〜』と『親業』の2冊を買ってみました。
糸山さんの主張の肝である“視考力”ですが、
・思考は、明確なイメージに基づかなければならない。
・思考のプロセスは、その正しさを、絵図などの表現を通して自他の手で検証できなければならない。
の2点に要約されると思います。
やや過激な口調で知識量やスピードを求めること批判してますが、これは実のところ「(上述の)意味の理解や思考プロセスの検証が先で、それをすばやく行うトレーニングはずっと後、という穏やかな常識に帰着するんでは?というのが正直な感想。
とはいえ、子供をよく観察し思考プロセスをトレースすることは絶対に必要ですね。親として勉強になりました。良い本を紹介してくださり、ありがとうございます。続けて『親業』も読んでみます。
糸山さんの主張の肝である“視考力”ですが、
・思考は、明確なイメージに基づかなければならない。
・思考のプロセスは、その正しさを、絵図などの表現を通して自他の手で検証できなければならない。
の2点に要約されると思います。
やや過激な口調で知識量やスピードを求めること批判してますが、これは実のところ「(上述の)意味の理解や思考プロセスの検証が先で、それをすばやく行うトレーニングはずっと後、という穏やかな常識に帰着するんでは?というのが正直な感想。
とはいえ、子供をよく観察し思考プロセスをトレースすることは絶対に必要ですね。親として勉強になりました。良い本を紹介してくださり、ありがとうございます。続けて『親業』も読んでみます。
2. Posted by ゆん
2007年09月24日 17:47
>koeda@札幌さん
穏やかな常識、確かにそうですね(笑)
ただ、いろいろな説やら、やり方やらが氾濫している今は、その常識が相対的に弱くなりがちなので、ぶれたり、迷ったりしないためにも、こういうのもいいかな、と思います。新しいトレンドも、それに対する批判も、どっちも100%信頼するのではなくて、両方知った上で、よく子供を見て、しっかり選んでいきたいと思います。特に、最近、世の中の流れは速いですからねぇ…流されないでいるのって、難しいです。
早期教育に興味を持ち始めていた私にとっては、「視考力」よりも「思考の臨界期」の方が、どっきりでした〜(^^;)
穏やかな常識、確かにそうですね(笑)
ただ、いろいろな説やら、やり方やらが氾濫している今は、その常識が相対的に弱くなりがちなので、ぶれたり、迷ったりしないためにも、こういうのもいいかな、と思います。新しいトレンドも、それに対する批判も、どっちも100%信頼するのではなくて、両方知った上で、よく子供を見て、しっかり選んでいきたいと思います。特に、最近、世の中の流れは速いですからねぇ…流されないでいるのって、難しいです。
早期教育に興味を持ち始めていた私にとっては、「視考力」よりも「思考の臨界期」の方が、どっきりでした〜(^^;)
